「お役所仕事」
(今日の投稿はハッキリ言って「悪口」です。)
今日、2か所官公署で質問をしました。1か所目は相馬市役所。罹災証明に関してです。自分でも罹災証明の申請をすべきかどうか、確認したくて訪問しました。我が家は、自宅ほどではないですが、古い一戸建てを貸家にしています。先月の地震で土壁が崩れ落ちて、その罹災証明を申請するかどうか迷っていました。おそらく、「半壊」判定にもならないので罹災証明を発行したところで、意味があるのか知りたかったのです。ズバリ言うと、貸家を修理せず解体しようと思っているのですが、解体した場合の費用は、罹災証明があると雑損控除できるのか知りたかったのです。申請受け付けの職員の方はよくわからなかったようで、税務課に確認に行ってくれました。その結果、控除できるらしいとわかりました。「税務課に自分で確認に行きますよ」と言ったにもかかわらず、わざわざ自身で足を運んでくれたのでした。
夕方、某法務局に「法定相続情報証明制度」に質問があったので行きました。書き方がよくわからなかった(それだけ複雑な形の相続なのですが)ので、その部分を質問したのですが、対応してくれた人も難易度高めな内容だったらしく、奥の方に何度も引っ込んで確認し教えてくれる、それを繰り返しました。そこまでは、相馬市役所と一緒ですが、その後が違いました。僕自身が申請人でも関係者でもないとわかると、途端に教えるのをやめてしまいました。いわく、「関係者以外には相談に乗れないきまり」なのだそうです。委任状があることを言ってもダメでした。(自分が見ても役に立たなかった)案内のパンフレットを渡して、「これを見て作成してください」と、ブロックされました。「あぁ、またしても、か」と、不快に思わずにはいられませんでした。
法務局は全部で3か所、書類の作成で訪問し質問したことがあります。どの法務局も、書類があまり出来ていないうちは丁寧に教えず、司法書士に作成依頼をするよう言われました。必ず、です。しかも、周囲の人からも同じ話を複数回聞いたことがあります。思い込みだとは思いますが、法務局の職員は、司法書士に依頼させるという形で仕事の斡旋をしているのだな、それはひいては自身の退職後の開業時の仕事の確保にもつながる、そう思っています。もちろん、穿った見方だとわかっています。ですが、相馬市役所の対応とは結構落差がある、と感じざるを得ないのでした。
前にも書いた気がしますが、「お役所仕事」と言う悪い言葉があります。ですが、各地の市役所・役場で「お役所仕事」をされたことも、見たこともほとんどありません。どの窓口も親切丁寧です。市民に直接相対するから、でしょうか。ところが、あえて名前を出しますが、『法務局』で「親切丁寧」な応対をされたことは、ほとんどありません。書類が出来上がりかけた時だけ、最後の詰めの部分を教えてもらえるだけ、です。市役所で書類の書き方を聞きに行ったときに、「行政書士に依頼するように」と言われたこともありません。それがあったら、もう少し行政書士は「食える士業」になっているでしょう。ところが、司法書士は斡旋がある、癒着だよな、と嫌味を言いたくなります。仕方がないのでしょうが、釈然としない部分です。