認知症の人と家族の会の世話人会以降で思ったこと
「認知症の人と家族の会」という団体の会員で、相双地区の世話人というポジションにいます。「家族の会」の福島県支部では、年に何回か世話人会を実施します。3月5日も世話人会がありました。その会議以降で漠然と感じていたことがあったのですが、今日、少し考えがまとまりました。
別の地区会で、一人でコツコツと活動を続けている男性世話人がいる、との話を聞いて、「俺にも何か出来ないか」と思っていました。2日前に会の本部理事の方からいただいたメールをもとに、アンケートに回答していて、ある疑問が浮かび、それによって自分なりに答えが出ました。それは、認知症本人やその介護している家族の方は、それだけで精いっぱいのようで、そこから派生する問題、特に経済的な問題を考える余裕がないのでは?という疑問です。一方で、僕は、コスモス会員ということで、成年後見にかかわりたいと思っています。生きていくうえで、お金は大事なのに、両者のリンクが薄いように見えていました。今日の回答していたアンケートでも、金銭的な問題に踏み込んだ質問はほとんどなかったように思いました。
そのアンケートの回答を終えた後に、少し考えました。「認知症」と「成年後見」が、まるでパラレルワールドのように見えて、似て非なる世界のように感じていたのです。そこで先ほど述べた世話人の方を思い出しました。なかなか結果は出なくても、続けることが大事なのではないか、と。認知症と成年後見のリンクをもう少し大きくしたい、だから、できることを一人で実施するのが大事、と。なので反応が有っても無くても、毎月定期的な動きをしようと。「あまり考えている人はいないようだが、重要な問題だというのははっきりわかっている、それならば、オレが取り組まなくてはならない」、そう思ったのです。いわゆる「ニッチな分野」です。でも、大事な分野だと思うので、4月から取り組むことにしました。今日は、その宣言をここにしました。