成年後見の受任に関する個人的現在地
今月初めに「補助」で1件、後見業務を受任しました。この受任はいろいろな意味で自分に対して変化をもたらしました。まず、ようやく受任することができた、という実績です。今までは勉強したり、他の人の話を聞いての知識でしかなかったものが、「実績」という裏打ちが出来ました。これは大きいです。今まで何度か「またダメだったか」であったものが、「出来る」という形に変わったのです。「自信」に変わったのです。そのため、後見の相談が来ても今までは「受任したい」が常に頭にありました。今もそれはあります。ですが、それ以上に「相談する方やご本人のお役に立ちたい」という気持ちの方が強いのです。
2つ目は、結果論的なところがありますが、現在、他に2件後見人候補になる予定です。候補なので、必ず受任できるとは限りません。ですが、今までは相談を受けても、申立てにまで至らない、あるいは「中村を紹介した」とお聞きしても、その紹介された人からの連絡はない、というのが常でした。そういう訳で、成年後見の「看板」を降ろそうかとすら思ったこともあります。それが今や3件の後見に関わりそうなのです。タイミングなのかもしれませんが、これも自信につながるのです。
3つ目、これが一番強いのですが、その3件とも申立人に苦労している、という共通項があります。それ以外でも「申立人になってくれそうな人がいない」という相談が多いです。今回、本人申立てで受任に至りました。なので、本人申立ての実績があります。ただ、それがいつでも使えるのかどうか、それはまだわかりません。そう考えると、「申立人になってくれそうな人がいない」時にどうするか、この問題に対応できるノウハウを増やしていけば、それはさらに役に立つと思うのです。
「成年後見のことなら中村に相談すると良い」、開業当初そうなりたいと思っていました。だんだんとそうなりつつあります。少しこっ恥ずかしいことを言うと「願うことは叶う」のかもしれません。とにかく、今が頑張り時のようです。体調に気をつけながら頑張っていきます。