「行政書士」としての仕事

 1月11日にyoutubeをよく流している、と投稿しました。その「良く流している」中に島倉大輔さんと言う経営コンサルタントの動画があります。数年前までは、「億の収入を上げる考え方」と言った、頭の中を変えよう的なお話が多かったように思います。ところが、昨年、コロナの影響が大きくなったころから投稿内容が変わってきたように思います。事業経営に必要な考え方の話から、現状に即した話になってきました。具体的に言うと、経営者が「生き残るため」の話が多くなってきました。安倍前内閣、菅現内閣の政策に批判も多いです。時々、首を傾げたくなるような内容もありますが、全体的に「その通りだ」と言えるものです。

 ただ、「経営者が生き残るため」の話は、自分の中ではどこか「東京や大阪のような大都市での話」であり、この相双地区にはあまり関係のない話、と思っていました。ところが、今日の委託業務の中でヒアリングした話は。まさに数日前に島倉さんが話していた内容でした。つまり、島倉さんの話は、何処か遠いところの話ではなく、身近な話であったのです。大きく言うと、コロナの緊急融資で「無利子・無担保」の融資を受けた、だが、実は5年間無利子無担保ではなく、融資を受けて1年後、つまり3月か4月には返済が始まる、この時期に返済なんてとても無理、と言う話でした。この話に出くわした僕は、2つ感じました。

 一つ目は、動くゾーン、ステージが異なると出くわす話は全く異なる、という事です。昔、底辺層でもがいていた時と、少し安定した生活に切り替わった時に出会う人の「層」が全く異なることに気づきました。その時と同じ感覚を受けました。事業内容・事業規模によって、経営者が直面していることが全く違う、という事です。二つ目は、上記のような問題は「純粋たる行政書士業務」では出会えなかった問題です。車庫証明・農地転用・遺産分割協議書,,,これらに取り組んでいた時には、聞こえては来ない話でした。それらが「良い」とか「悪い」とかの話ではありません。ですが、「純粋たる行政書士業務」を追いかけていても見えないものがある、それを体感できるゾーンに移りたい、今年の目標はそこにあります。誰でも出来る業務では「見えない」だけで、「見える」ためにはやはり高難度の業務に挑まなくてはならないのだな、と改めて認識しました。「私、失敗だらけなので」ですが、意欲を持って挑戦し続けることが大事だとわかった週末でした。

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