数か月の間にうっすらわかったこと

 この数か月、「数学」と「テンション」とに振り回されてこのつたないブログを更新しなかったわけですが、それでも少しわかったことがあります。自分に能力がない、とかのようなネガティヴなことではなく、です。まず一つは、委託業務をしていてわかること。世の中、お金は平等には回りません。「カネは天下の廻りモノ」あれは嘘です。お金は、ある所からある所にしか移動しません。それは、情報量だとか、行動の仕方だとか、運だとか、波長だとか、いろいろな表現をされます。ですが、一概に言えること、それは「お金に対して真剣に向き合う人にしかお金は入ってこない」という現実があるということです。向き合っても、向き合い方が悪かったり、タイミングが悪かったりでお金の流れをつかめない人はいます。ですが、逆はありません。お金が来なくてもいい、と思っているのに、どんどん入ってくる、という人には出会ったことがないです。具体的に言えば、「こうすればお金が入ってくる」と、第三者的な視点からははっきり見えるのに、当事者はそうしない、だから「お金にそっぽを向かれる」のです。恋愛と同じかと思います。若いころの僕は、無駄にカッコつけていて(カッコよくないのに)、女性にもてませんでした。それでも「オレの魅力をわかってほしい」とずっと思っていました。大学生の時、「ラルフローレンのポロシャツ着たら彼女なんてできるよ」とアドバイスしてくれた友達がいました。そのアドバイスに対して「そのポロシャツは高い」「そんなことしなくてもオレの良さに気づいてくれる人はきっといる」と思っていました…が、いませんでした。その友達のアドバイスは、本当に僕を「モテ男」にしてくれたかどうかはわかりません。でも大事なことは、求めていることにアドバイスが来たら、それが望むものであってもそうでなくても、実行してみることです。

 これが2つ目に気づいたことです。世の中捨てたもんじゃなくて、案外自分に味方をしてくれる人はいるものです。しかも、代償を特に求めてなくて味方してくれるのです。そういう人のアドバイスを聞かない人、って意外と多いです。だからうまくいかないのだよ、とはっきり言ってもダメな人はダメです。一方で、いろんな人にアドバイスを求める人がいます。必ず〇をいう人がいると同時に、✖をいう人もいます。そうするとどっちがいいのかわからなくなり、行動しなくなります。これもアドバイスを聞かないパターンです。アドバイス、ビジネス的に言えばメンターの言うことには、まずは従ってみた方がいいです。経験がないから〇か✖かの判断できないのなら、「この人」とだれか決めて、その人のアドバイスに真摯に耳を傾けるべきです。

 さらに、耳を傾けたら行動することです。うまくいくかいかないか、最終的にはやってみなくてはわかりません。ですが、やらない限り答えは出ないのです。どんなに優れたマニュアルでも、安心安全な保証書でも、100%当たる占いでも、それは方向を示すだけです。やったことだけが答えなのです。そして、これも気づいたときに少し意外だったのですが、決断して行動を起こせる人は少数派です。大多数は、マニュアルや保証書や占いが「良いこと」を示してくれたから動くのです。そこに「得られるもの」は大したものはありません。まあ、この3番目は僕もまだ、得意な分野にはなっていないので修行中の身ですが。そんなわけで、明日は委託業務はお休み、自分の仕事をします。そのほかに金曜日も自分の時間を取ることにしました。委託業務はいわば「給与所得」なので、回数が減るとその分の収入は減ります。ですが、可能性があるのはサラリーマンよりは自分のビジネス、です。その可能性を大事にしたい、そう思えるようになりました。

 自分の可能性を信じることができるようになってきました。もうじき開業5年目、オレも変化してきました。でも、今もモテませんが。

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