進むべき方向
僕は、「中村賢治行政書士事務所」と、きわめてシンプルな名前の事務所にしています。他の方がよくつけている「法務」の文字を入れていません。昔、大学を出て新卒の営業マンだったころ、「法律事務所」と「法務事務所」はどう違うのかわかりませんでした。その後、どうやら「法律事務所」は弁護士のいる事務所で、「法務事務所」はそれ以外らしい、とわかりました。で、正直な話、未だに「法務」の具体的な意味が分かりません。「市民法務」って何?です。「行政書士は身近な街の法律家」は日行連のフレーズですが、行政書士の中で本当に「法律家」を名乗れるほどの知識・経験を持っている者はどのくらいいるのでしょうか?
僕は、法律家ではなく、コンサルタントやアドバイザーといった、「相談相手」を目指したいと思ってます。成年後見・民事信託・補助金申請・クラウドファンディング・事業承継、全て法律の専門家でなくてもできることです。相談に乗って解決策を一緒に考える、そういう方向を目指したいです。法律家は、司法修習生を通して学んできた人たちに任せればいい、と思うのです。
明日、コスモスの研修会があります。幹事と言う役職はありますが、実績はゼロです。このゼロを1に変える努力がまだ足りないようで結果を出せないままです。この結果の出ない苦しさも「将来のアドバイスのタネ」と割り切るしかないとわかっています。結果を出して、年末に笑顔で過ごします。