事業承継についての個人的考察
今日は、2か所で「モグラ協会」の案内をしましたが、そのどちらでも事業承継に関しての反応は薄いか、または低評価の反応でした。遺言書の作成もそうですが、仕事に直結しないもの、緊急性の無いものはどうにも反応が薄いようです。また、「事業承継」がよくわかっていないため、「何となくめんどくさいもの」的な印象もあるようです。国も勧めているのはわかっている、だが、それを進めることは自分の引退を迫られているように感じられるので嫌だ、というイメージもあるようです。
また、「お金がかかる」「税金が高い」という声も結構あるようです。確かに事業承継のセミナーを聞いても仕組みの説明の後は、株価対策や税金の話になることが多いので、それも良くないイメージの一因のようです。今日の案内の中でも、「自分一代のことは考えるが、その後はどうでもいい」という人がいることを聞きました。このようにいい印象の無い事業承継、それでも「あなたが人生をかけて頑張ってきた会社をつぶすのはもったいないです」と説明する、と聞いてその通りだと思いました。そのように説明しないと、あとのことはどうでもいいという人が多いらしいのです。
僕が、一生懸命学んで自分の肩に会った自分の肩に会った人を利用した事業承継」、すなわち「グッドブレイン方式」だとそのような発想の社長はいないので、そこは少し驚きでした。ただ、グッドブレイン方式の事業承継は、ある程度以上の規模の会社を対象にしているので、相双地区の大半の会社だとそのような発想なのかもしれません。オーダーメイド型ではなく、「自分の型に合った」経営者を探すのが、今の僕のやり方ですが、このオーダーメイド型ももう少し学ぶ必要があるのかな、そう思ったりします。一口に「事業承継」と言ってもやり方はいろいろあるようです。事業承継に絞った相談会を継続的に開催することも提案されました。ここでもまずは「認知度を上げる」ことが大事なようです。